読みもの / AQUARIUM JOURNAL
水質試薬の色が見本のどれにも見えないときは、すぐに水槽の数値を決めつけず、色を読む条件を確認します。水槽用ライトの下、離れた場所、写真の画面では、同じ比色作業になっていない場合があります。
説明書の光と見る方向を確認する
sera pH-Testの説明書では、容器を色見本の上へ置き、直射日光を避けた自然光で上から読む指示があります。この方法を例にすると、水槽の横から容器越しに眺める読み方とは条件が異なります。他製品で比較器を使う場合は、その製品の配置を優先します。
ここで必要なのは「明るければ何でも同じ」という判断をやめることです。青色を強めた観賞用ライトを比色の標準にせず、説明書の条件で比較できる場所を用意します。
待ち時間は試薬ごとに異なる
上記pH-Testの説明書はすぐに比較する指示ですが、sera NH4/NH3-Testの2015年版説明書では5分後に比色します。同じメーカーでも一律の待ち時間ではありません。これは該当説明書の比較例であり、現在手元にある製品の手順を置き換えるものではありません。
| 読みづらい状況 | 確認すること |
|---|---|
| 光の場所で色が違う | 指定された光・直射日光の有無 |
| 横と上からで違う | 容器と色見本の指定位置 |
| 時間とともに変わる | 反応開始時刻と判定時間 |
| 見本の中間に見える | 無理に小数の精密値にしない |
容器・試料量・色見本をそろえる
指定の容器に指定量を入れ、外側の水滴などで見づらくなっていないか確かめます。使う色見本は製品付属のものを基本とし、別メーカーの似た色の表で数値を読み替えないようにします。
説明書を紛失した場合はメーカー配布版を探せますが、色見本を家庭のプリンターで再現して測定用の原本と同じと扱うのは避けます。必要な見本の入手方法をメーカーへ確認してください。
写真は補助記録として使う
相談用に撮影するなら、試薬名、試料の量、判定までの時間、現物で読めた範囲もメモします。写真の色だけを見た第三者に、細かい数値まで確定してもらう使い方は避けましょう。メーカー指定の読み取りアプリを使う製品では、その撮影条件に従います。
それでも読めない場合の記録
「20と40の間に見える」「指定時間に見本と合う色がない」など、見えた状態をそのまま残します。希望する値へ丸めず、試薬の期限と保管状態を確かめ、メーカーや販売店へ相談してください。魚に異常があれば色の判定だけにこだわらず、魚の様子とほかの測定結果も併せて伝えます。
Yokohama Aqualoop編集。公式資料と編集上の確認例を整理しています。当店の実測やメーカー監修ではありません。資料確認:2026年9月11日。
参考資料
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