読みもの / AQUARIUM JOURNAL
グッピーとブラックモーリーは混泳の候補になりますが、「相性がよい」という一言だけで追加を決めないようにします。買う個体の種類、今の水槽の余裕、両方が餌を食べられるかを確認してから選びます。
水質の目安が共通でも混泳の保証ではない
OATAのグッピー・モーリー飼育資料は、両者の目安として水温20〜28℃、pH7.0〜8.0、GH8〜18°dHを挙げています。これは管理の参考範囲で、上下限へ水槽を合わせる指示でも、個体間の相性の保証でもありません。
まず自宅と販売元の管理水を確認します。数値の意味はpH・GH・KHの違い、塩の扱いはブラックモーリーの塩分と硬度で分けて説明しています。
黒い色だけで成長サイズを判断しない
ブラックモーリーは流通名なので、購入時の大きさだけで将来の収容計画を立てないようにします。販売名と種類の確認に沿って、品種名や成長後の大きさを販売元に聞きます。
特にセルフィン系を小型モーリーと同じ条件で扱わないことが大切です。OATAもセルフィンモーリーと臆病な魚の組み合わせに注意を促しています。
追加前に埋める四つの欄
| 確認する欄 | 書く内容 |
|---|---|
| 魚 | 種類、今の匹数、追加数、雌雄 |
| 水槽 | 幅・奥行・実水量、ろ過方式 |
| 水質 | 測定日、水温、pH、GHなど |
| 退避先 | 相性が悪い場合に分けて飼える設備 |
編集部の相談メモの例です。魚の名前だけを伝えるより、販売店が今の飼育状況を判断しやすくなります。これを埋めれば必ず混泳できるという判定表ではありません。
食べる速さと追いかけを観察する
導入後は餌がなくなったことだけで、全個体が食べたと判断しないようにします。グッピーが餌へ近付けるか、特定の個体が隅へ追いやられていないかを見ます。追いかけが続く、ヒレに傷が増える場合は、見慣れるまで放置せず分ける準備をします。
記録は日時、追う魚、追われる魚、給餌中かどうかを短く残します。映像があれば相談時の補助になりますが、撮影のために魚を追い立てる必要はありません。
繁殖後の台数も考えておく
両方を飼う計画では、今の成魚だけでなく稚魚が増えた場合も考えます。水槽を追加できるかは管理時間の計画も含めて確認してください。準備が足りなければ、一種類の飼育を安定させてから次を検討できます。
Yokohama Aqualoop編集。公的機関・メーカー・業界団体の公開資料と編集部の確認例を整理しています。当店の実測や資料提供元による監修ではありません。資料確認:2026年9月11日。
参考資料
グッピー・水草・水槽管理の記事を探せます。
読みもの一覧へ →