読みもの / AQUARIUM JOURNAL
水槽のpHを調べる方法には、試験紙、液体試薬、電極式メーターがあります。どれも同じ手間で同じ結果が得られるわけではありません。読みたい範囲と、続けられる手入れを合わせて選びます。
試験紙は測れる項目も確認する
テトラの2023年公式カタログには、pHなど六つの項目を調べる6in1試験紙が掲載されています。複数項目をまとめて確認したい場面で比較候補になりますが、「6項目」だから必要な検査が全部含まれるとは限りません。購入する現行製品の対象項目を確認してください。
色見本の刻みや測定範囲を見て、知りたい変化を読み取れるかを判断します。試験紙を選ぶ段階で、手元の記録に必要な細かさを決めておくと迷いにくくなります。
液体試薬は指定量と色見本で読む
sera pH-Testの説明書の例では、指定量の試料に試薬を加え、色を見本と比較します。製品ごとに手順や範囲があるため、別の試薬で覚えた滴数を使い回さないようにします。比色の環境については試薬の色が読みづらいときで詳しく扱います。
電極式は校正と保管までがセット
HannaのpH電極校正案内は、適切な電極保管、新しい標準液、値の安定を確認することを挙げています。一般例のため、実際の校正は機種別説明書を優先します。数字が細かく表示されても、校正や電極の状態を確認せずにその桁まで正しいとは判断できません。
電極式を選んだ後の準備は、pHメーターの校正と電極の保管で詳しく整理しています。標準液の選び方や測定前の確認を、手元の機種の説明書と照合してください。
| 方法 | 購入前に確認 | 使用時に必要なこと |
|---|---|---|
| 試験紙 | 項目・範囲・色の刻み | 指定手順で色を読む |
| 液体試薬 | 測定範囲・回数・期限 | 試料量・滴数・比色 |
| 電極式 | 精度・校正方法・消耗品 | 校正・洗浄・指定保管 |
二つの方法で値が違ったら
平均して一つの値にする前に、同じ時間の試料か、範囲内の値か、手順が正しいかを確認します。電極式なら校正の記録、比色式なら色見本と読み取り条件も見直します。結果が一致しない理由を調べず、都合のよい数字だけ採用しないことが大切です。
買い替えより先に記録方法をそろえる
「朝の同じ時刻」「換水前」など、測る条件を決めます。機器を変更した日は製品名も残し、古い方法との差を水槽の急変と混同しないようにします。pHは水質の一項目なので、GH・KHとの違いも押さえて使いましょう。
Yokohama Aqualoop編集。公式資料と編集上の確認例を整理しています。当店の実測やメーカー監修ではありません。資料確認:2026年9月11日。
参考資料
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